平成16年度 情報システム委員会 答申

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□ 名簿



□ 電子会議についての検討



 
2. 電子メールの有効活用

 今年度も、各種メーリングリストを維持・管理した。また、本部−支部間の連携を緊密化するために電子メールの有効活用を促進し、事務連絡の簡便化を図った。

(1) 本部役員等との活用

 本部役員間の事務連絡や依頼原稿等も電子メールで送付されることにより、その後の作業の時間短縮・経費削減につながり非常に有用である。本部役員においても、この電子メールによる情報交換があたりまえに行われるようになってきた。ただし必ずしも全員が電子メールを活用している状況ではなく、更なる普及のために継続的な努力が必要である。また、大学などではサーバーセキュリティが厳しく、添付ファイルが上手く受信されないこともあるので運用面で注意をしていく。

(2) 支部との連絡業務に関する活用

 今年度は、全ての支部に対して電子メールによる連絡が可能になったことをうけ、10月からは本部からの書類(月例連絡)を電子文書のみで送付している。結果、混乱もなく利用されている。
 月例連絡の電子メール化について支部事務局に質問したところ、次の結果を得た。「わるい」と回答のあった支部は、送付書類を印刷して保存しているので、以前より手間がかかっているとのことであった。

 事務運営としての月例連絡全面電子メール化

とてもよい  21.3 %
よい 38.3 %
変わらない  36.2 %
わるい 4.3 %
とてもわるい  0.0 %

 支部から本部への情報伝達については、月例報告その他届け出書類も電子メール化することを希望する支部が少なくない。今後はこれらの運用について具体的に検討していく必要がある。

(3) メーリングリストの活用

1) 会員メーリングリスト

 会員メーリングリストが開設されて5年が経過し、メーリングリスト登録会員数も1,200名を突破した。これは日産婦医会会員のほぼ10%に相当する。今年度、本メーリングリスト上で討議された話題としては、助産師問題、有床診療所問題、中絶中期の頸管拡張等々、多岐にわたっており、またその話題の一部は日産婦医会学術集会にも反映されたと考えられ、本メーリングリストが「会員間の相互扶助的情報共有の場」として、そして会員の意見を吸収する場として定着していると思われる。メーリングリストに参加する会員数が増加するほどその内容が充実していくと期待されるので、今後とも参加会員数を増加させるよう努力していく必要がある。しかしながら、会員数増加に伴いネチケット(ネット上のエチケット)の問題も大きくなってきた。今年度は、JAOG会員メーリングリスト利用規約を作成し、ホームページに掲載した。
 今後は、会員のネチケット向上のために定期的な告知を続けると共に、利用規約に基づき不適切な発言については管理者(情報システム委員会)権限で削除する等の処置を行いメーリングリストの適正利用を促進する必要がある。
 稼動状況については、サーバーコンピュータの不調による短期間の停止以外は順調に稼動した。コンピュータウイルスは蔓延しているが、本メーリングリストにおいては重大な問題は生じなかった。これはサーバーコンピュータへの対策およびメーリングリスト会員各自による対策が充実してきたことによると考えられるが、今後とも継続して、十分なセキュリティ対策の重要性を啓発していく必要がある。

2) 委員会・部会におけるメーリングリストの活用範囲の拡大

 日本産婦人科医会委員会・部会におけるメーリングリストの活用も進んできている。すでにほとんどの委員会と部会に対してメーリングリストが準備されているが、各委員会や部会の状況によりその活用度には差が認められる。本部役員の項でも述べたが、メーリングリストの活用に関しては、個人個人により大きく利用度が異なっており、特に委員会や部会の長がメーリングリストに理解を示さない場合、その会での利用が低調であることが多い。今後も、まだメーリングリストを活用していない各委員会・部会等に対して、メーリングリストを利用してもらえるよう啓発を続ける必要がある。
 平成17年3月2日現在、次の13の委員会等で専用のメーリングリストを運営している。幹事会、研修委員会、医療安全・紛争対策委員会、医療対策委員会、勤務医委員会、社会保険部、社会保険委員会、女性保健委員会、先天異常委員会、情報システム委員会、有床診療所検討委員会、診療所、病院。

3) 日産婦医会メーリングリストの現況(2005年2月末現在)

登録者  1,269人 過去1年間で109人増加
総発言数  5,130件 過去1年間で 956件
支部会員数に占める登録者数の割合
 (上位3支部)

青森県
岩手県
愛媛県

35.6 %
27.3 %
27.1 %

 
各年代別の会員に占める登録の割合

20歳代
30歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代超 

 2.4 %
9.4 %
15.0 %
15.0 %
9.3 %
2.9 %

 
登録者の年代分布

20歳代
30歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代超

1.3 %
14.7 %
33.0 %
30.9 %
13.0 %
7.1 %

 
ブロック別の会員に占める登録の割合

北海道
東 北
関 東
北 陸
東 海
近 畿
中 国
四 国
九 州   

9.2 %
14.3 %
10.4 %
9.7 %
9.1 %
7.1 %
11.3 %
19.0 %
9.3 %