災害を想定した多職種との連携

 近年のわが国の大規模災害時に周産期医療がどのような影響を受けたのかについては,阪神・淡路大震災や東日本大震災の経験を踏まえた各種報告書などにより課題の整理や今後への提言がなされている.ここでは,①周産期医療従事者とそれ以外の分野の医療従事者との連携,②災害医療体制と周産期医療体制との連携について,平時の現在行っている取り組みを紹介しつつ考察する.