2.分娩対応の準備

  • 主担当が分娩進行状態を把握し,問診と母子健康手帳からリスク判別を行う.
  • ライフラインが途絶える中での分娩進行では,初産か経産か,破水の有無なども加味しながら,産婦の声や表情の変化が重要な目安となる.排便感や怒責感があれば, 分娩が近い徴候なので早急に分娩体勢を整える.
  • 分娩場所は避難所か民家が想定されるが,その際には,衛生環境や分娩進行を考慮し,避難所職員や家族とも連携しながら分娩場所を検討する.
  • 避難所が学校であれば,養護教諭に衛生材料などの調達を依頼する.
  • 分娩介助の必要物品は家庭用品を代用するなど臨機応変に対応する.