(3)日本の実情に合わせたAUB 診断手順の1例

  • 前述したFIGO が提唱している診断手順は,本質的には問題はないものの,解説に述べたように,本邦の実臨床に当てはめるには若干の修正が必要と思われるため,図9のようなアルゴリズムを作成してみた.
  • 最初に問診と内診,経腟超音波検査があり,AUB-A とAUB-L を診断する.
  • その後は問診から想定される検査に移行し,それと同時にCOEIN の鑑別を考えながら治療も行う.
  • 検査の結果,AUB-P とAUB-M を診断し,器質性疾患が除外されれば,COEIN のどれに相当するのかを判断する.