会長挨拶

広島県産婦人科医会会長を務めております豊田紳敬でございます。

当会は、1949年に設立され、産婦人科医療を通じて、母子の生命と健康を保護し、ひいては女性の皆様の健康保持・増進に寄与することで、地域社会の福祉向上に貢献することを目的として活動しております 。現在、約230名の産婦人科医が在籍し 、日々の研鑽を積み、女性の健康と医療の発展のために尽力いたしております。

当会は、妊娠・出産に関する医療、並びに各種婦人科疾患の診療に留まらず、女性の健康に関わる多岐にわたる事業を展開しております。例えば、思春期における性に関する健康教育の推進 、更年期以降の女性の疾病予防および健康増進に向けた情報提供 、子宮頸がん検診やHPVワクチン接種の啓発 、さらには産前から産後にわたる切れ目のない支援体制の構築など、多角的な視点から女性の皆様が安心して生活できるよう、支援を行っております。

また、「女性の健康週間」においては、広島産科婦人科学会と合同で市民公開講座を開催する など、女性の健康に関する多数の催しを共催・後援し、県民の皆様の健康意識の向上にも努めております。

今後も、私たちは女性の皆様に寄り添い、一人ひとりの声に真摯に耳を傾けながら、より質の高い医療を提供すべく、会員一同、一層の研鑽を積んでまいる所存でございます。 何卒、よろしくお願い申し上げます。

会長

豊田紳敬