8.うつ,不安,不眠

ポイント

  • うつ病や不安症の診断は,『精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM-5-TR)』の診断基準によりなされる.
  • DSM-5-TR の診断基準を満たさないようなうつや不安に対する治療としては,一般心理療法,漢方薬,SSRI/SNRI が用いられる.患者が更年期である場合は HRT も選択肢となる.
  • 不眠の訴えがあったら,不眠のタイプと日常生活への支障を確認する.
  • 不眠症に対してはまずは睡眠衛生指導を行い,無効な場合に睡眠薬の使用を検討する.