5.婦人科悪性腫瘍

ポイント

  • 子宮頸癌:罹患率は 30 代後半から 40 代がピークでその後は年齢とともに漸減するが,70 代後半からやや増加傾向となっている.
  • 子宮体癌:好発年齢は 50~60 代で,罹患数は全年齢で増加している.子宮体癌であった症例の 90%以上に出血などの症状があり,出血を目標とした検診はある程度の効率を維持できると考えられる.
  • 卵巣癌:検診方法は確立していない.閉経後卵巣腫瘍においては悪性腫瘍の頻度が高いことに留意する.