２．高血圧・虚血性心疾患・脳血管障害・脂質異常症

ポイント

• 閉経女性では，血中エストロゲンレベルの低下により血中 LDL，血中 TG が増加する．
• 動脈硬化性疾患を予防するためには，高血圧，糖尿病，脂質異常症，慢性腎臓病，肥満などの危険因子の評価と管理を早期から包括的に行い．食事療法，運動療法，禁煙などの生活習慣を継続することが重要である．
• 脂質異常症には，原則として３～６カ月間の生活習慣改善を行い，その効果を評価した後も LDL-C 180㎎/dL 以上が持続する場合は，生活習慣の改善とともに薬物療法を考慮する．