(8)1か月児健康診査で親に相談された時の対応(図 18)

  • 安易に「放置してよい」と根拠のないことは言わず,頭を診察し適切なアドバイスを行う.斜頭があれば,予防法を説明するとともに,放置すると重症化するリスクのあること,重症化してある程度月齢が進む(3~4か月)と親の努力で改善させることが難しくなること,さらに月齢が進む(7~8か月以降)とヘルメットを用いた治療でも矯正が難しくなることを説明する.きちんとした説明を受けるためにできるだけ早期に専門家受診を勧めることも選択肢となる.

図 18.位置的斜頭症に対する対応