(4)早期母子接触実施の留意点 1)

  • 2012 年に「『早期母子接触』実施の留意点」(日本周産期・新生児医学会)が策定された 1)
    1. 早期母子接触実施の有無にかかわらず,新生児蘇生法(NCPR)の研修を受けたスタッフを常時配置し,突然の児の急変に備える.
    2. 各施設の実情に応じた「適応基準」「中止基準」「実施方法」を作成する(表7)
    3. 妊娠中に早期母子接触について有益性や効果について説明するだけではなく,生後早期は予期せぬ新生児急変が起こり得ることについても理解を促し,希望の有無を確認する.
    4. 分娩後にも改めて早期母子接触を希望するかどうかを確認し,希望者のみに実施し,カルテに記載する.