(2)発症頻度(表8) 人口動態統計上,SIDS はこの 30 年間に大幅に減少している.その背景には,2005 年の定義の変更により非解剖例や1歳以上の症例が定義を満たさず原因不明・不詳や窒息などに分類されるようになったことや,厚生労働省のキャンペーンの影響がある. この 28 年間(1995~2022 年)で出生数は大幅に減少しているが,出生 1,000 人辺りの SUDI 発生数も 1/2 以下に減少した.