(1)一次調査 NATION-WIDE STUDY

 日本産科婦人科学会の生殖・内分泌委員会「本邦における月経異常診断の実態調査に関する小委員会」の調査研究として,全国を対象にしたFIGO 分類を用いたAUBの実態調査を行った.その結果を報告する(Kitahara et al. J Obstet Gynaecol Res, in press).

 日本全国のAUB 実態調査をAUB system 1 およびsystem 2 を用いて行った.

調査方法

  • 調査対象施設数:5,277 施設に調査票を送付し,1,060 施設から回答が得られた(解答率:20.1%).
  • 調査期間:2019 年12 月1日から2020 年1月31 日のうち,任意の連続した2週間
  • 調査内容:
    →調査期間内の初診患者の総数
    →そのうちのAUB を主訴に受診した患者数
    → FIGP 分類のAUB system 1 の各パラメータごとの人数,およびsystem 2(PALMCOEIN)による原因疾患ごとの人数

調査結果

 一次調査の結果を,表8および図5に示した.