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鯛

 

周産期医療情報のネットワーク化

 情報ネットワークの技術は、我が国のあらゆる産業に影響をあたえている。医療の分野も例外ではなく、現在の医療水準を維持しながら、医療のかかえる諸問題を解決するには、すべての情報を効率的に運用する電子カルテネットワーク化を早期に実現しなくてはならない。香川県においては周産期医療の向上を目的として、平成10年10月に、香川医大母子センターと地域の基幹病院産婦人科を結ぶ周産期ネットワークがスタートした。本ネットワークでは、希望する施設は県の提供するアクセスポイントに直接電話回線で接続することができ、新たに平成12年9月から民間病院として林病院(琴平町)が加入した。平成11年10月に、香川医大において文部科学省の予算による画像診断を中心とする遠隔診断システムが稼働し、地域の病院や離島・山間部の診療所との間で診療に役立っている。さらに平成11年度から、経済産業省(旧通産省)による電子カルテネットワーク化プロジェクトがスタートし、西日本(特に香川県)をフィールドとして、診療所用電子カルテの実証実験が行われている。平成11年4月の通達にみられるように、厚生労働省も診療録の電子化には積極的であり、今後国立病院を中心として電子カルテのプロジェクトが急速に進められる予定である。これらのプロジェクトはすべて本委員会の実績によるものである。

 今年度は、これらのプロジェクトを普及促進するよう行政(群馬県、香川県)や医療機関の関係者を交え、高崎市で委員会を行った。

 ※参考2:周産期医療情報ネットワーク関係新聞記事