[11]献金担当連絡室
産婦人科医は医療を通じて社会に貢献するだけでなく、おぎゃー献金によって、心身障害児とその家族とともに歩むことを続けてきた。医療の隘路に置かれ、福祉のすき間に置き去りにされた心身障害児とその家族を応援し、社会に優しさと思いやりを訴えてきた。医療に従事するものの良心に支えられながら、会員の仕事場で、おぎゃー献金運動の活動を行い、全国運動として発展させてきた。このことは、心身障害児とその家族を励ますだけでなく、産婦人科医が自らを律し、医療とともに社会の範たる姿を求めつづけたことであった。
日本母性保護産婦人科医会の会員が自らの医療を通じて、社会の発展に寄与することはもとより、産婦人科医療の尊厳と人類に対する慈愛の精神を、おぎゃー献金を通じて社会にアピールするようお願いする。
37年間の産婦人科医たちの努力を、いま、水泡に帰することはできない。