「産婦人科診療における検査・処置時の疼痛管理に関するアンケート調査」への協力依頼

日産婦医会発第202号
令和8年8月31日

日本産婦人科医会会員 各位

公益社団法人日本産婦人科医会 研修部会
担当常務理事  小林 浩

 

産婦人科診療における検査・処置時の疼痛管理に関するアンケート調査への協力依頼

謹啓 平素より本会の活動にご理解、ご協力いただきましてありがとうございます。
 このたび、令和9年度発刊予定の研修ノートにおいて、産婦人科診療で実施される各種検査・処置に伴う疼痛への対応について取り上げることといたしました。しかしながら、この分野に関する成書や専門家は非常に限られており、実臨床に役立つ研修ノートを作成するため、実際に現場で日常診療に携わっておられる産婦人科医師の皆様から、実臨床における疼痛管理および患者さんへの配慮に関する「工夫」等をお伺いし、その内容を研修ノートに反映したいと考えております。
 つきましては、研修委員会より、皆様にアンケート調査へのご協力をお願いしたいと思います。集計の都合上、ご回答は令和8年9月25日までに、Webフォームからご入力ください。
 産婦人科診療では、内診、経腟超音波検査、子宮頸部・体部の細胞診や組織診、子宮鏡検査、IUD挿入・抜去、頸管拡張、採卵、妊娠関連処置など、患者さんが疼痛や不安を感じうる検査・処置が少なくありません。一方で、疼痛管理の方法や実施状況、非薬物的な配慮は、施設や診療場面により異なる可能性があります。本調査では、各検査・処置に対して日常的に皆様が実施されている鎮痛薬の使用、局所麻酔、神経ブロック、静脈麻酔、脊椎麻酔、硬膜外麻酔、全身麻酔などの疼痛管理に加え、診察時の声かけ、姿勢、器具やゼリーの加温、処置前説明など、痛みや不安を軽減するための工夫についてお伺いします。
 ご回答いただいた内容は、産婦人科診療における疼痛管理の現状を整理し、患者さんにとってより負担の少ない診療体制や情報提供のあり方を検討し、研修ノートを作成するための基礎資料として活用させていただきます。
 本アンケートへのご協力は任意ではございますが、先生方が日頃実践されている小さな工夫でも大変貴重な情報となりますので、若手の先生にもその工夫を引き継いでいけるよう、ご協力いただけますと幸いです。また、回答いただいた内容は、個人および施設が特定される形で公表されることはありませんが、先生の日々の実践について研修委員会から詳細をお伺いする場合がございますので、差し支えなければ、個人名および施設名をご記載いただけますと幸いです。
 なお、本調査は本会の倫理委員会の承認を得ており、本アンケート調査結果の公表により個人や施設が特定されることはありません。また、本調査の目的以外には利用いたしません。本調査は、会員からのアンケートへの返信をもって、調査に同意が得られたものとみなします。
 ご多用のところ誠に恐縮ではございますが、本調査の趣旨をご理解いただき、ぜひご協力賜りますようお願い申し上げます。

謹白

【調査フォーム】                                        
https://forms.gle/Jeuv4YY1em541vqS8

回答締切:令和8年9月25日(金) 
問い合わせ先:公益社団法人日本産婦人科医会事務局 小柳(wkoyanagi@jaog.or.jp)

 

 本アンケートは、質問数は択一式36問+自由記載9問、ご回答にいただく時間は10分程度です。
 「【1】に示す実臨床において実施している産婦人科検査・処置時に疼痛管理を実施しているか」、また「疼痛管理を実施している場合には、【2】の疼痛管理をどの程度実施しているか」を主な設問としております。そのため、あらかじめ【1】および【2】に該当する項目を以下に示します。

【1】産婦人科検査処置
① 診察・基本評価
 ・内診、クスコ診
② 超音波検査
 ・経腟超音波検査
 ・経直腸超音波検査
③ 細胞診・病理検査
 ・外陰・腟の生検
 ・子宮頸部細胞診
 ・子宮頸部組織診
 ・子宮体部(内膜)細胞診
 ・子宮体部(内膜)組織診
④ 感染症・炎症の検査
 ・頚管粘液検査(HPV, クラミジア, 淋菌 等)
 ・膿瘍穿刺(バルトリン腺)
⑤ 血液・尿検査、ルート確保
 ・20G以上の静脈ライン挿入
 ・動脈採血
 ・子宮動脈塞栓等のTAE
⑥ 超音波以外の画像検査等
 ・子宮卵管造影検査
 ・子宮鏡検査(切除・形成などの処置を伴わないもの)
⑦ 処置・治療(外来で行うもの)
 ・子宮頸管ポリープ切除
 ・骨盤臓器脱に対するペッサリーの挿入と抜去
 ・IUD等の挿入・抜去
 ・頸管拡張(ダイラパン、ラミナリア桿などの吸湿性頸管拡張剤の挿入・抜去)
 ・膿瘍切開(バルトリン腺など)
 ・バルトリン腺開窓術
 ・採卵
 ・子宮鏡手術(切除・形成などの処置を伴うもの)
⑧妊娠関連
 ・絨毛採取
 ・羊水穿刺
 ・シロッカーやマクドナルドなどの頸管縫縮糸抜去
 ・メトロイリンテル挿入

【2】疼痛管理
A) 処置前の鎮痛薬(NSAIDs)使用
B) 表面麻酔(リドカインテープ)
C) 局所麻酔(リドカインなどの局所浸潤麻酔)
D) 陰部神経ブロック(pudendal block)
E) 子宮頸管ブロック(パラサービカルブロック)
F) 表面麻酔(ゼリー・スプレー)
G) 静脈麻酔(鎮静)
H) 腰椎麻酔(脊髄くも膜下麻酔)
I) 硬膜外麻酔
J) 全身麻酔
K) その他 1) 子宮収縮抑制薬併用
K) その他 2) 頸管を柔らかくする(前処置)
K) その他 3) 内診台での姿勢
K) その他 4) 超音波のゼリー、診察器具の加温
K) その他 5) 上記以外