平成21年8月4日
社団法人日本産婦人科医会

 

妊婦の新型インフルエンザ(H1N1インフルエンザ)り患に関する注意情報

 

 新型インフルエンザ(H1N1インフルエンザ)に関しては依然、国内でも発生していることが報告されており、秋からの流行再燃が懸念されていますが下記の情報が得られましたのでお知らせします。 

 

 

  1. 新型インフルエンザ(H1N1インフルエンザ)においては、妊婦の場合、リスクが高まります(季節性の通常型インフルエンザにおいても妊娠時のリスクは指摘されているところですが、新型インフルエンザにおいては若年層のり患率が高いため、よりリスクが高まることが懸念されています)。
  2. 新型インフルエンザり患が疑われる妊婦は諸検査の確定結果を待つことなく、速やかに(48時間以内)抗インフルエンザ薬(タミフル)を投与することが重要です。また48時間以上たっていても肺炎発症などの重症化を防ぐことも期待できます。
  3.  新型インフルエンザワクチンが供給可能となった場合の優先接種対象として妊婦が挙げられています。