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【妊娠中毒症について[II] (家族の方々に)】

 

 妊娠中毒症の患者は、ある程度症状が進むまでは、痛い、苦しい、などの自覚症状がなく、はたから見ても、どうして病気なのか分かりにくいところがあります。

 そのままにしておくと急に重態になって母児ともに生命を奪われることもあります。このような事態を防ぐため、症状が出始めたとき早期に「安静」と「食事療法」を守り、ひどくなるのを防ぐことが大切です。

 「安静」と「食事療法」を確実に行うためには、家族の方々の理解と協力が是非とも必要です。

 肉体的にも、精神的にも妊婦に負担をかけることなく母体を守り、可愛い赤ちゃんを迎えるよう、こちらの支持に御協力ください。

 

社団法人 日本産婦人科医会