TypeD-(5)

【外陰・腟カンジダ症】

 

 あなたの膣および外陰部は、カンジダというかびの一種のためにただれています。かゆみがあるのが特徴で白いどろどろしたこしけがあり治りにくく、ことに妊娠中はなかなか完治しにくいものです。治療法は腟内に薬を挿入するなどの通院治療とともに家庭では外陰部に軟膏を1日数回ぬる方法を併用して行うのが普通です。これを10〜14日間休まず続けましょう。場合によっては薬を服用してもらうこともあります。なお夫婦以外の家族にも感染をおこしていることがありますので、おかしいと思われたら検査を受けてください。

 入浴時は外陰部、肛門周囲をよく洗い、清潔にすることが大事です。また下着は通気性の良いものを使いましょう。

 治療が終わったら、1週間後と次の月経後にカンジダの有無を検査します。できればその後も時々検査を受けてください。なかなか治りにくい病気ですが、医師の指示にしたがって、根気よく治療を受ければ、必ず治ります。

 

社団法人 日本産婦人科医会