村中璃子氏がJohn Maddox 賞を受賞されました。

 科学雑誌ネイチャーとコーン財団の共催で、障害や敵対にあいながらも健全な科学とエビデンスを広めるために貢献した個人に与えられるJohn Maddox 賞(http://senseaboutscience.org/activities/the-john-maddox-prize/)を、京都大学医学研究科非常勤講師 村中璃子先生が受賞されました。先生は、医師そしてジャーナリストとして、本邦で予防接種の積極的な勧奨が控えられているHPVワクチンの有効性安全性について科学的なエビデンスを紹介し、女性の健康のために積極的に活躍しておられます。今回の受賞はこの活動が高く評価されての受賞であり、英国ガーディアン誌にもトップで報道されました。
受賞スピーチはhttps://note.mu/rikomuranaka/n/n64eb122ac396に掲載されています。

 村中先生には本年2月14日に開催した第106回記者懇談会においても講演をいただいています。その詳細は医会報平成29年3月号に掲載されています。
医会報平成29年3月号は会員専用ページの医会報一覧(http://www.jaog.or.jp/members/bulletin/list/)にてご確認いただけます。

 ご承知の通り、HPV ワクチン接種 の勧奨再開に関する本会からの要望書(昨年9月18日)や 日産婦学会による声明(昨年8月29日)が発出されており、WHO安全委員会諮問委員会における安全生の評価についても、平成29年10月に会員宛にお知らせ(http://www.jaog.or.jp/wp/wp-content/uploads/2017/10/9f232994af13b9c474d83d29ee7cb343.pdf)したところです。

 今回の受賞が、HPVワクチン接種の積極的勧奨再開への追い風となることを祈念します。